鑑賞日:2022/08/14
何の前情報もなく、アードマンで検索してたら出てきたので観た。なかなか面白かったので思わぬ拾い物。
ダークコメディという説明だったけど、1・2話ガチホラーやん!
死体も血も出てこないけど(虫は出てくる)怖い、上質なホラーだと思いました。
3話は静かなタイプのポストアポカリプスものといった感じ
I.『内側で聞こえて紡がれるウソ』
あの建築家はなんだったのか。悪魔というか悪い魔法使い的な…?
「ちょっと派手すぎないか?」←そういう問題ではない場合に言われがち
ガチ泣きするおじさんって怖くね?
家の中にいる知らんおじさん(作業員みたいな人)、シャイニングに出てくる謎のおじさんたち(熊の着ぐるみとスーツの人)みたいで怖かった
家の中がどんどん変わっていくのってシンプルに怖いよね
女の子と妹ちゃんはどうなったんか…
キャラデザが地獄のミサワ感ある(失礼
Ⅱ. 『敗北の真理にたどり着けない』
サブタイトルすき。
「ネズミのフリをしてる虫」って分かりづらくない?(笑) しかしあの気持ち悪いボディバランスは絶妙。
ダンスシーン(義務)は圧巻。コラライン感もある。
最後の家じゅうがめちゃくちゃにされるシーンはほんとにゾワゾワします。
怪しいネズミ(虫)の丸っこい方、こんな感じの声質としゃべり方の日本の声優さんいなかったっけと思った。この作品は字幕のみなんだけどね。
Ⅲ.『もう一度 耳を傾けて 太陽を目指して』
住人達がいい加減だったり変人であるようにみせかけて、実は主人公自身が一番現実逃避している?と思った。(主人公の方も変、というのは2話とちょっと似たパターン)
主人公はお金お金と繰り返しているけれど、逆にお金を必要とせずに生活できる人(魚が獲れたり、家庭菜園をやってたり)だけがあの家に最後まで残れたんじゃないかと。
だって周りに何もないのに、どこでお金を稼ぐの!
ラスト、思い出の詰まった家ごと出ていくのはカールじいさんの序盤のようだ。
一番セットの作りが好き。壁の下の方のボロボロな様子とか、温室の明るさとか、スピリチュアルな小物とか。
スピリチュアルな人って痩せてはいるけど鍛えてはいないからうっすら腹が出てるよねというリアリティ。