鑑賞日:2022/08/15
何か児童書の原作でもある?と思うほどのクラシックスタイル。ちょっとヒクドラあたりを思わせます。
孤児文学的な雰囲気。
女の子が勝手に孤児院を出て…というところは『フェリシーと夢のトウシューズ』ぽい。成人男性と女の子のコンビは『くまのアーネストおじさんとクリスティーヌ』かな。
「もしかして一緒に農園で暮らせたらと思ってる?」みたいなセリフ好き。笑った。
登場人物の女性比率の高さ、流行りに乗ってますね。
しかしあの赤毛の人何もしてなくない?とちょっと思ってしまった←
サブリーダー的なことなんだろうけど。
足手まといになるならそのナイフで自害しなみたいなことを言われて(しかしきついセリフだ)「か、かっこいい~~~」的リアクションを返すとこ、マニアっぽくて大変よろしい。
この手の大航海時代っぽい帆船が出てくる作品、よく船内の縄がポンポン切られてるなと思ってたけど(タンタンの冒険、ドリワのシンドバッドとか)
この作品は「縄を切ること」がお話のハイライトになっていて、縄が丁寧に扱われている…と思った。この場合の縄は怪物にかけられた縄なので船内の縄とは少し違うけど。(しかし船内の縄も切られてなかったような気がする)
レッドが人間単体には割とやさしくて大きい船を見た時だけブチ切れるあたり、かつて何かあったんだろうなと想像できてよい。
しかし最後の宣言、ちゃんと理解してくれたのかちょっと不安だ。まぁ人間が近寄らなければいいのかな?
あとああいう広い場所で何か言ってるシーン、現場に居たら遠くの方にいる人は絶対何が起こってるのかよくわかってないだろうな…と無駄にリアルに考えてしまう。
レッドの目の前に降りて行って方向を指示するシーンあったけど、目の前に立たれてちゃんと見えてるレッドすごいな。ぼやけそうだけど。
木立を見上げるショットが実写みたいだ…
もうCGがキレイなのはどこも当たり前って感じですね。
怪物たちの皮膚の質感、もっと実際のクジラみたいに傷が目立っててもよかったかも。
色合いはヤバいな、作り物みたいと思ったものの、熱帯魚とかあんな色のやついるもんな…とも思いました。難しいですね。
あの青い子はベタですが可愛かった。光るし。
ジェイコブ、いかついフリン・ライダーっぽくない?