海外アニメの書き散らし

ネタバレ注意!!

世界は僕を切り裂けない/点線に沿って切り取る

Sei in un paese meraviglioso


町山智浩ポッドキャストでおすすめされていたので(町山氏のおすすめを素直に聞くタイプ)
「意識の流れ」って、最初説明を聞いたときはトリストラム・シャンディを思い出してえー微妙そう…と思ったけど全然面白かったのでよかった
むしろ自分の感想なんかいつも意識の流れみたいで共感した
というわけで以下、記憶も薄れてきたのでざっくり書きなぐり感想

 


グラムシが出てくるアニメは草
たまに聞くけどどんな人だっけってググっちゃったよ。ヘゲモニー論の人かー

ドンルク(というかオアシスの曲)が引用されてるの初めてかも。珍しく曲をいっぱい知ってるバンドなのにねぇ
このシチュエーションでかかるドンルクはグッときちゃうね

チェザーレなのか チェーザレなのか(表記ゆれ)
チェーザレのほうがオリジナルの発音に忠実?

「早口だしローマ訛りだ。喋り方を矯正したほうがいい?」
そもそも標準的なイタリア語がわからん…わからんが途中で出てきた白鳥議員がめちゃくちゃ気取ったイタリア語を話しているのは分かるぞ!
チェーザレのお母さんもずっとローマに住んでるけど何とか訛りって言ってたな、ずっと関西弁みたいなこと?

「ペッペスプレー(ペッペスパーイ)」
「ペペロンチーノのペッパーだよ」
ネイティブによるペペロンチーノの発音です(…ローマ訛りなのか?)

セッコは親いないけどいとこの結婚式は爆破したんだな
親戚とはつながりがあるのか

「何しにポテンツァなんかへ?」
どんな場所か知らんけどとりあえずポテンツァの人にあやまれ

だいたいみんな肌の色は黄土色ベースで黒髪に黒い目の親しみやすいキャラデザなのだが
鼻の下の影をガッツリ描くあたりに「あっ、この人たち鼻が高いんだ!」と思わされます。これが平たい顔族との差か…

確かにハゲそうなキャラデザ

このパッキリとしたキャラデザが好きで、LINEスタンプ出してくれないかな?と謎なことを考えていた

作監とアニメーターによって野獣の餌にされるシーン好き

聖闘士星矢みたいに闇のセッコが
ごめん聖闘士星矢がわからんのよ…

翼竜、いい表現だ。自分も使おうかな笑
恐竜は地球上で一番かっこいい生物だ、絶滅しかけてるけど…みたいなとこ笑う。どこの国でもそうなんだね…

議会に踏み込んでるのにまあまあ何事もなくスルーされてるの草

「ポリコレ専制君主制」笑った

「セッコの感情の賞味期限は長い 北海のクジラみたいだ
義理堅いがその分怒りっぽいということでもある」なんかわかる

H2Oパーカーあれなんなん

サラの職歴の話は悲しすぎて笑うこともできなかった。「象牙については評価いたします…」
しかしすごろくでセッコもそんなに進んでないのはちょっとフフッってなった

最後どうなるんだろうと思ったけど、前向きな終わり方でよかった。オチもちゃんとついてたし
サラは戻ってくるだろうとは思ったけどチェーザレがああいう視点にたどり着くとは。彼自身も隔離されていた人間だからかな

ディズニーみたいな中途半端で上手くいってないポリコレ寓話を見せられるより、これくらいストレートに政治的な話をやってもらった方がスッキリするなと思ってしまった
エンタメはエンタメ、真面目な話は真面目な話でスパッと分業していいんじゃないかなぁ
エンタメの中にサラッと真面目な話を忍ばせてるのはもちろん好きだし理想的だけど……


アルマジロが一番一人二役っぽいのに
アルマジロ役はちゃんと別の声優さんなんだよな

OP曲のタイトル"Sei in un paese meraviglioso"、とりあえず翻訳にかけてみたら「あなたは素晴らしい国にいる」って出て皮肉か…ってなった


------------

世界は僕を~の方を大いに気に入ったので、点線に沿って切り取るの方も見てみた

どこへ行こうとしているのか、話の大筋が見えにくかったので、こっちから見てたら途中でやめてたかも。
まあ確かにあとから思えば、誰かの話をしながら移動してるってことはその人に会いに行こうとしているってことではあるよな。
しかし葬式にジャージで行こうとしてたんかお前…前乗りとはいえ
こっちから見てたらセッコもアイスアイスうるせえよとしか思わなかったかもしれん。
エピソードもあるあるではあるんだけど、悪く言えばありきたり?というか。

「なんでも早く行動しすぎて、無駄にした時間で産科医の権威になれたかも」
最近久しぶりに飛行機に乗る機会があって、空港までのバスの接続が悪すぎたのでこのくだりを思い出して励まされてました

新幹線が寒すぎるくだりは共感。そう!そうなのよ!外と同じ格好で行きたいのよ!

ピザなんて生涯何千枚も食べるだろうにちょっと冒険したくらいでウダウダ言いなさんなよ…まあ気持ちは分からんでもないけど…

こっちはモキュメンタリー風
あの眉メイクなのね

(O∠ O )「ナチになってる~~」

今回の覚えたいイタリア語:
Andiamo a pijà il gelato(アイスを食べに行きませんか)

「履歴書を送れば仕事が見つかるはずというのはコロンバイン銃乱射事件を起こさないための言い訳」ヒェッ
サラの職歴といい、もしかしてイタリアも不景気長い…?

双頭のネズミのくだり、こっちは主人公の方が置いてかれている

主人公がちゃんとお泊まりポーチ持ってるディティールすき

アリスとめっちゃいい雰囲気になって何も起きないの、びっくりというか感動した。いい友達じゃん…
「本当にここにいて欲しいってどういうこと? ホログラムじゃダメってこと?」
こういう時はアルマジロついてこないんかいって思ったし、ついてきてたとしたらどうアドバイスしたんだろうなとも思う。戻って開口一番「やったのか?」には笑ったけども


最後の展開は重いなぁ…。
自殺も彼女の選択と言い切れるサラ。人生とはそういうもの。一枚の葉。まあそうなんだけど…考えこんじゃいますね。
仮に恋人同士になってたとしてもやっぱり別れたりしてたかもしれないし。

自殺が話に出てくると「相談してください」みたいな表記が出るの is 何
ニモーナぶり2回目


この2作を見てる間、ずっとネトフリのおすすめ欄に『吸血鬼すぐ死ぬ』が出てたので、闇のアルマジロと光のアルマジロじゃん!って笑ってました