遅ればせながらあけましておめでとうございます。
張り切って始めたわりにはさえない感想ばかりで1年経ってしまいました。あと私、ボーっとしすぎですね。
ということで年末年始に見た映画の感想をぼちぼちまた上げていきたいと思います。
鑑賞日:2020/12/30
おもしろかった。
スパイ映画ってのは潜入・頭脳戦か爆破かどっちかだって『あはれ!名作くん』で言ってたんですがこれは爆破&爆破の方です。
原題の『Spies in Disguise』は、「A blessing in disguise(災い転じて福となる)」のもじりでしょうか?
鳩に変身するというアイデアは一見ばかばかしいけれど、スパイとしてどんな街にも紛れ込めるという意味では確かに理屈が通っている。
そして平和の象徴でもある。二重の意味付けがなされていて面白い。
きっちりスパイアクションやりつつ、平和的に終わらせるのがアメリカのアニメ映画っぽいアプローチだなと。キラキラ、流行ってるなぁ…。
スパイアクション映画もスーパーヒーロー映画の一種というか、その流れで行くと『メガマインド』とか『レゴバットマン』の系統(ヒーローもののパロディ)に近いかなと思いました。
もの言わぬ3羽の鳩たちがかわいかった。最近ほかの映画で主人公のお仲間キャラが出てきても、賑やかしというかあまり印象に残らないことが多くてなんだかなと思っていたところだったので。スターリングに一番あこがれているらしい子が不格好ながら真似をするところがかわいい。ウォルターのペットの鳩、見た目に寄らずコワいのもすき。<あんたを狙ったのに>は笑った。
追っ手の捜査官とその2人の仲間もいい感じ。
主人公が男性二人のせいか長官や捜査官は女性でバランスとろうとしてる印象を受けました。
ウォルター、ドジキャラみたいな描かれ方だけど、めちゃくちゃ優秀だし、親が殉職してても希望を捨てないしでめちゃ強キャラでは?
入れ墨ガッツリやくざとかFワードらしきギャグとかはブルスカの意地でしょうか。まあ吸収される前から作ってたとは思いますが。
しかしモアナのマウイといい、やっぱアメリカでは入れ墨を描くことにそんなに抵抗感ないのかな。
ベネチアの町を飛べないながらも縦横無尽に駆けまわるシーンはやっぱり『ブルー』を思い出しますよね。
韓流ドラマに感動してるの笑う。どこもそういう時代なんですね。