海外アニメの書き散らし

ネタバレ注意!!

『ラーヤと龍の王国』

 

ラーヤと龍の王国 (吹替版)

 

鑑賞日:2022/1/1

 

あけましておめでとうございます。
おととしくらいから全体的に、めっちゃつまらない作品もないけどめっちゃ面白い作品もないみたいな状態になっています。贅沢なことを言ってますね/(^o^)\ 最近ブルーレイ買お!ってなった作品も無くて…。
まあ自分がボーっとしてるだけ…かな…。
というわけで今年も感想をぼんやり書いていきます。

 

 


登場人物の女性比率がめちゃくちゃ高いですね。
これ見る前にリトルマーメイド見てたせいか、より強く感じました(むしろリトルマーメイドは作ってる途中で「おじさんキャラばっかりやんけ!」ってならなかったのかな)

 

とってつけたように「ハートのプリンセス」って言ってて草。プリンセスって単語出しときゃいいと思ってるのか。ムリして出さなくてもいいのでは…?


話は囚人のジレンマみたい。
ここで手を緩めたら、やり返されて終わりかもしれないし、積年の恨みが怖い…という不安がナマーリ親子の会話でちょっと出てきたので、そこがどう解決されるんだろうと思っていたのですが、フワッと終わりましたね。
最後に石を任される方も困らんか?と思ってしまった。まぁ彼女が失敗しても、世界が滅んでしまえばそれを語り継ぐ者もいないわけだけれど(やめろ)
持ち回りで管理するとかすればよかったのでは…(あそこから動かせなかったりしたのかなぁ)。

見てて『スパイ in デンジャー』や『レゴ・ムービー2』に似た物語だなとちょっと思いました。この2作品だと、シスー的ポジションのキャラクターがきちんと終盤の解決のカギになっているのに対し、『ラーヤ~』ではシスーが最後あまり解決に関わらないのが微妙かも。
『スパイ in デンジャー』の方が(素朴な技術信仰だとしても)シスー的な楽観主義に理屈をつけていて好ましかった。

「ツケで買う」のくだりがもう少し生かされるのかなと思ってましたがサラッと流されましたね。
ツケ→(on)credit(=信頼、信用)というそのものズバリなワードが出てきたわりに。
街の人たちの「知らないやつにツケでは売れないよ」というリアクションも含め、信頼とは相互の時間をかけたやり取りの中から生まれる…みたいな話をやるのかと思ったらそうでもなかった、のよ。

 

龍めっちゃ犠牲になるやん。神話だ。ただこういう犠牲型の物語は好きではないのであった…。

 

作画はすごいですね。モアナのアクション部分を引き継いでるというか。
ドルーンのデザインすてき。CGすごい。フワフワしてるんだけど、ネバネバと糸を引いてるような。
背景キレイなんだけど、その分龍が浮いてるように見えました。まあどのスタジオも、背景と人物の合成って難しいというか浮きがちではあるんですけど。最後の龍がみんな復活するシーンとか。


シスーかわええ。あんまり役に立たないジーニーみたいだ(失礼)
スパインおじさんの圧倒的ラプンツェル荒くれ感

 

字幕が一番ノリノリでシスーのラップを訳しててすき