『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』

鑑賞日：2021/8/27

面白かった。お下品さを抜いたシザーセブンみたいな。
淡々としてテンポのいいギャグが楽しい。上手な省力というか。
これが日本のアニメだとギャグがないし、アメリカのアニメだとバトルもギャグのフリになってしまうので、中国のアニメぐらいがギャグとシリアスのちょうどいいバランス（自分みたいなギャグ好きと、アクション好きの人と両方楽しめる）だと思った。
話もそこまで破綻なく良い感じにまとまってる。

最初に出てきた仲間たち、多分出てくるだけであんまり掘り下げとかないんだろうな…と思ってたらほらね。俺は詳しいんだｒｙ　（ま原作があるそうなので…）

冒頭、シャオヘイを追いかけてた若者たち「操られてる人の目」だったから、フーシーがわざとシャオヘイを怖がらせるためにマッチポンプでやったのかな。

金属を操る練習を始めて、いかだをガックンガックン動かしたせいで吐いちゃうシーンに笑った。
あと海辺の定食屋での支払いのシーンすき。

ネクストロボとか、コンビの片方が戦闘能力高くないと終盤空気になるよなーと思っていたら、一応師弟共闘があったのでよかった。

最後、師匠との思い出がシーンの使いまわしじゃなくて、描かれていなかったシーンをきちんと書き下ろしているのが凝ってるなと。

能力の説明とかがセリフだけだとわかりにくいとこがあった…。あの丸い結界みたいなのが「領界」ってなかなか結び付かなかった（鈍くてごめん）

主線が太く、丸っこくてかわいらしいタッチが好み。
モブのデザインがあらゐけいいち感ある。
街の人を避難（転送）させてた人が、ふっつーのおじさんキャラデザだったの笑った。ふつうのおじさんつよい！
『紅き大魚の伝説』の彼、なんであんなおじさんに…ｗ　時間の流れ残酷すぎ！

何も考えず吹き替えで見たらチョーさんがチョーさんらしいキャラをやっててよかった。