海外アニメの書き散らし

ネタバレ注意!!

『レゴ® ムービー2』

レゴ(R)ムービー2(吹替版)

 

なかなか面白かった。でもちょっと期待しすぎたかな。
妹ちゃん星人との遭遇と融和!

 


ただ割と中だるみというか、観てる途中でこの話どこに行くんだろう?と思ってしまった。結婚してその後どうするんだろうっていう本当の目的がなかなか明かされなかったので。
ここでの「結婚」は本当に「仲良くする」くらいの意味しかなかったので、それならもうちょい早めに「ほんとに仲良くしたかっただけかい」っていう展開が来ててもよかったんじゃないかな。でそのあと新キャラたちの活躍とかに尺を使ってほしかった。
二手に分かれた意味もあんまりなかったような(結局どっちも「耳に残る歌」を聞かされてるだけで)。
「耳に残る歌」はあんまり物語上の意味がないような…?「全ては最高」の焼き直しというか。

後半からの展開はすごくグッと来た。特に「Everything's not awesome」のシーン。
「全てが最高なんてありえない/けど目指さないのは損/だから「悪くない」から始めよう」ってくだりでめっちゃ「大人な態度か~~~」ってなってちょっと泣いた。あとわがまま女王の「~ない」ってここにかかるのか!っていう。

確かにポジティブで能天気にいられることは一つの才能かもしれない。

「愛」がいろんな形に変化するっていうのも比喩的でいいと思いませんか。

 

タイムトラベルものって頭が混乱するからすごく苦手。
レックスがエメットを助けた時点で、レックスは消えてしまうんじゃ…?(洗濯機の下で悲しい思いをする状況がなくなるから)
でも最終的にアルママゲドンが成功してエメットが一人ぼっちになれば、エメット=レックスとして統合されるからレックスは消えないのかな。
で最後ルーシーが迎えに来ちゃうから、エメットが絶望しなくてレックスの存在も消える、ということ?難しい…。

あんまり実写パートに囚われちゃダメなんだろうね。ボスベイビーと同じで。


話の構成にちょっとアレなところはあっても、とりあえずギャグは最高だった。
女王の歌は完全にヴィランズソングにしか聞こえないからズルい(笑)
「全宇宙共通の言語で…」ってセリフに、ユニキャットが「数学?」って答えてたのが可愛かった。
みんな大好きマッドマックス!
みんな大好きティーン吸血鬼!
いつも微妙な扱いのワンダーウーマン
おしごと大王≒パパの役立たなさw
すごい今更な「レゴを踏むと痛い」あるある
1でもなんとなく思ってたけどデカい家だな!
ラプトルたちかわええ。I hate mondays.(笑)
映画ファンなら分かるんだろうなーって小ネタがいっぱいあった気がする。1よりやりたい放題になってない?ブルースウィルスとか(笑)
キラキラしているものなら吐いてもいいとかいう風潮。
エンドロールの歌笑った。編集マンの名前覚えないとね。CDだとこの曲ショートバージョンしか入ってないんだよね…フルバージョン入れてほしかった。

 

今回も作画がすごかった。なんでレンタルブルーレイないのか…。
女王のダンスとか動きも立体的なドット絵みたいで面白い。しかもただのブロックなのに妙にセクシーw 形が次々と変わるところはアニメーション的で最高。ちょっと系統は違うけどDWAのシンドバッドの海の女神思い出したり。
実写っぽいレンズのボケやキラキラの粒子の異様な細かさがすごい。

日本のアニメっぽい顔のキャラがいておおっ…ってなった。なんだろう、アメリカのアニメに出てくる日本のアニメっぽいデザインはわりと好き。しゃべり方は全然日本のアニメっぽくはないが。

 

バットマンが私の中でナルシストの寅さんみたいになりつつある(恋多き男みたいな)

 

「Not evil」の翻訳、「優しい女王」をちょっと走ってもいいから「いじわるじゃない女王」とか「悪くない女王」にして統一してほしかった(語呂は確かにいいんだけど)。どのみち「全ては最高じゃない」でちょっと走ることになるんだし。
しかしわがまま女王の吹き替えの人、何事もなかったように歌上手い。

1で吹き替えを一人何役も演じたのが(偶然にも)生きてる設定で笑った。

 

サントラのジャケット、スターウォーズっぽいわりに今回はSWのキャラあんまり出てないのね。