鑑賞日：2021/1/3
トイストーリーにほとんど思い入れが無いタイプなのでまあまあ普通に楽しく観られました。
おもちゃの本気の最期って「ゴミ」だと思うので*1。それを描かれるよりは、おもちゃたちはみんなと離れた後は気ままに旅してるんだよーって終わりの方がファンタジックで優しくていいじゃんと思いました。
映画全体がゴミ捨て場で埋め立てられる寸前にウッディが見た夢とかじゃなくてよかったとか思ってたら、3を見返していたところロッツォが「おれたちはみんないつか捨てられるゴミだ」ってそのまま言ってましたね。ゴミ捨て場自体も出てきたし（すっかり忘れてた）。
3ではいつまでもおもちゃは子供といっしょにはいられないんだなという切ない一面があったので、それに対するアンサーとしての「旅立ち」は悪くないんじゃないかと。
改善されたシュガーラッシュ2みたいだなとも思いました。シュガーラッシュ2ではヴェネロペが新しい世界に向かう一方、ラルフは元の世界に置き去りにされるような終わり方でした。でもこちらは（ラルフ的に元の世界との葛藤を抱えていた）ウッディは前向きに去っていくし、ボニーは全然気にしてないしで、明るさのある終わり方になっている気がします。
フォーキー、激推しされてたのでもっと話の核心的存在なのかと思ってたらマスコットっぽい立ち位置だった。前半しかフォーカスされてないというか。
すぐゴミ箱に行こうとするの、ツイッターで見た「幼児はすぐ危険に飛び込もうとする生き物だから親は気の休まる暇がない」みたいなのをちょっと思い出してしまった。
ダッキー＆バニーの妄想シーンが一番面白かった。特に最後のレーザーのやつ。
ガチ作画を贅沢に使ったバカバカしい作品を作ってくれないかなと思ってしまいました。ソウルとか見る限り、多分スタジオ的にはもっと大人向けにシフトしていきたいんでしょうけど…。
ボニーのおもちゃたち、いいキャラしてるわりにあまり活躍が無くて残念。
カナダならいじってもいいとかいう風潮。
フォーキーを帰した時点でウッディが旅立った方が、わざわざ戻ってこずに済んでスマートかなと思ったけど、それだとあっさりしすぎ？
お父さんがかわいそうｗ今までのシリーズで一番人間に干渉しているような気がします。
作画は光の表現がキレイでした。朝日から昼・午後・夜への移り変わりや、骨董品店の中の光の差し方など。
ギャビーの表情はかわいいのに、腹話術人形の怖さにワロタ（しかしこの構図、3と一緒ですね）。ホラー映画も作ってくれないだろうか…。
